肩甲骨はがし 筋肉、骨、動きの解説/宇都宮市.ハピネス鍼灸院.高橋
よく耳にする肩甲骨はがし。
今回は自分なりに紐解いて解説していきます。
背中から見た肩甲骨
正面から見た肩甲骨
はじめに、肩甲骨はどのような骨かの説明。
主に肩、腕を動かしやすくするために必要な骨。
肩甲骨は鎖骨と、上腕骨に関節を持っていますが
肩甲骨自体は人体の骨の中でも
大きな骨になっておりその二つの関節だけでは本来支えるのが困難になっております。
それをつなぎとめているのが沢山の筋肉で、
肩まわりの多数の動きを可能にしています。
背中から見た肩甲骨につく筋肉
(作用→気をつけの姿勢からの動き)
・棘上筋(外転→腕を外に90°〜110°程開く動き)
・棘下筋(外旋→肩を外に回す動き→掌を返すイメージ)
・小円筋(↑一緒↑)
・大円筋(肩関節の内旋・内転・伸展→腕を引く、腕を内に回す、腕を内に閉じる動き)
・肩甲挙筋(肩甲骨を首の方へ引き上げる動き)
・小菱形筋(↑一緒↑)
・大菱形筋(↑一緒↑)
・三角筋(肩関節の外転・屈曲・伸展)
・僧帽筋(上部、中部、下部で働きが違う)
・広背筋(肩関節の内転・内旋、背部に回るようにする動き)
正面から見た肩甲骨につく筋肉
・肩甲下筋(肩関節の内旋)
上記のように沢山の筋肉がついており
一つ一つが肩を動かすことにより筋肉が働き
引っ張られて肩甲骨も動いています。
その他にも腕からの筋肉などついていますが
ここでは省きます。
ここから肩甲骨はがしについて解説
肩甲骨はがしの目的
→筋肉に柔軟性を持たせて肩甲骨が動きやすいようにし、肩関節の可動域をよくする。
上記で述べた肩甲骨に筋肉が多数ついておりそれが働くことで肩甲骨が上がったり下がったり開いたら閉じたりします。
その筋肉に柔軟性がなく、凝りなどが多くなることにより自然と肩甲骨をあまり動かさずに筋肉ばかりを使って可動域を狭くしてしまっています。
結果、
・巻き肩
・猫背
といった姿勢不良を生み出し、
肩こり、首凝り、頭痛などの症状に発展します。
肩甲骨はがしでは
写真にあるような筋肉全てにアプローチをかけ
凝り、柔軟性を生み出します。
肩関節の可動域を広げてあげ
そこから極力、姿勢を意識して
肩甲骨を意識して動かしてもらうこと、
簡単なストレッチなどセルフケアを行っていただき
肩甲骨はがしを1〜2週間に一度は受けていただくと効果は期待できます。
肩甲骨はがしで、肩甲骨が正常な働きを取り戻すと付随効果も!!!
1.「姿勢改善」
これは先ほどから述べてるように柔軟性を生むことにより肩甲骨の開きが収まり姿勢を保ちやすくなるため。
2.「肩こりの解消」
肩こりの原因は、肩まわりの血液循環が悪くなり凝りやすくなったり、筋肉の緊張により頭を支える重心のズレなどにより起こっているが
肩甲骨の正常な位置により前後左右の筋肉のバランスが保たれ負荷の分散化が図れる。また、分散化により血液循環もよくなるため。
3.「むくみや冷え性の解消」
血液循環が良くなることにより全身にしっかりと血液が送ることができ疲労回復も早くなるため。
4.「筋肉がつきやすく脂肪燃焼しやすい体質に」
血液循環が良くなると筋肉にしっかりと栄養も行きやすく疲労も取れやすくなるため今まで以上に筋肉がつきやすくなる。筋肉がつきやすくなると代謝も上がるため脂肪も燃焼しやすくなる。
5.「バストアップ」
肩甲骨の位置が正常になり肩が開くため胸を支える筋肉が引っ張られバストの位置を上げてあげる。またそこに4.で述べた筋肉がつきやすくなりバストアップに期待できる。
肩甲骨を正常な動き、位置を認識させることで沢山の効果に期待でき、今までの辛い悩み症状も改善することができるためオススメ。
姿勢が良くなればその他にも腰痛などにも効果が出てき、健康体を作るためには一番取り組んでいただきたい。
以上で肩甲骨はがしについて終了。
昨日コストコに行きルイボスティのパックを大量買い。
コスパもよく美味しくアイス、ホット両方で使えて便利。
健康にも良いと言われており寝る前に飲むと安眠効果も!!